研究概要 |
(方法)1 ヒト脳腫瘍の臨床例において標識ジアシルグリセロール^<11>C-DAGおよび標識糖^<18>F-FDG,標識アミノ酸^<18>F-FBPA,標識ガスC^<15>O_2,^<15>O_2,C^<15>Oを用いたPET検査、2 病理学的検索による検討、3 上記の結果の総合的評価を行った。 (結果と考察)PET検査での各病態での各核種の取り込みを-、+、++を用いて表記した。この相対的比較表は各核種内でみるもので、縦方向に比較するものである。 DAGは悪性脳腫瘍において明らかな上昇を認めた。FBPAではGrade2と3あるいは2と4の有意差が認められるが、3と4の間では認められなかった。ガンマナイフなど放射線治療後の症例の場合、放射線障害か腫瘍再発かの鑑別は十分な検討を要する。平成10年度、引き続き症例を重ねて、継続研究していく予定である。
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