1.)対象症例 当施設で1997年度に70例の下垂体腺腫症例に対して手術を施行し、内分泌データを中心とした臨床情報を元に、免疫組織化学/in situ hybridizationにより各種腺腫を分類した。 2.)抗体作成に先立ち、97年8月に新たに市販されたシナプトタグミン/シンタキシンの抗ラット抗体を入手しラット脳下垂体における免疫組織化学を行い、その至適条件を決定した。更にこの抗体を正常ヒト下垂体剖検症例に用い、至適条件/相同性の観点からヒト正常脳下垂体および下垂体腺腫における正当性を現在検討中である。 3.)(1)で得られた手術検体をLR White lesinに包埋した。同時にラット脳下垂体前葉の4%PFA+0.5%glutaraldehyde固定LR White lesin包埋標本を作成した。
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