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1997 年度 実績報告書

腸管利用尿路変向における制癌剤の薬理動態の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771248
研究機関福岡大学

研究代表者

鐘ヶ江 重宏  福岡大学, 医学部, 助手 (10291840)

キーワード尿路変向 / 抗癌剤 / イヌ実験モデル
研究概要

現在、当初の計画通り雑種成犬雌(体重10-15kg)に対し、全身麻酔下に片側尿管に回腸約20cmを吻合し、回腸導管として腹壁より尿を排出するストーマを作成。術前に尿路造影を施行し上部尿路に異常の無いことを確認し、術後も水腎症がないことを確認して実験モデルの完成としている。これに全身麻酔下に抗癌剤を静脈注射し、ストーマ尿、膀胱尿をそれぞれ採取し、尿中濃度を比較し腸管での再吸収の有無を調べている。現在5頭の実験モデルが完成し、順次抗癌剤の投与を開始しているところである。抗癌剤はシスプラチン0.5mg/kg、とメトトレキセート0.25mg/kgをそれぞれ単剤で投与している。メトトレキセートは当院臨床検査部に測定を依頼しているが、シスプラチンは原子吸光度計を用い、その測定技術を修得の上、自ら測定している。まだそれぞれに4回ずつしか投与しておらず、評価できる結果は出ていない。
今後、10頭程度に実験を施行し結果を検討する予定である。その後、片側尿路変向モデルで腸管での再吸収があることがわかった薬剤に関し、両側の尿路変向術前後で尿中濃度を測定することにより腸管での再吸収を確認する予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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