• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

難治性ぶどう膜炎の免疫動態と治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771454
研究機関横浜市立大学

研究代表者

太田 敬子  横浜市立大学, 医学部・付属病院, 助手 (30285134)

キーワードぶどう膜炎 / EAU / Thl / IFN-γ / IL-4
研究概要

実験的ぶどう膜炎(EAU)は従来Th1優位の自己免疫疾患であるとされている.また近年,ヒトの自己免疫疾患の炎症活動性にTh1及びTh2のバランスが関与していることが報告され注目を集めている.今年度は,ぶとう膜炎のサイトカイン療法に関する基礎研究としてEAUにおけるTh1/Th2比の推移を解析した.方法:非免疫の0日群及び,免疫後3,6,8,10日群から脾臓を摘出し,比重遠心法でリンパ球を分離し細胞表面のCD4および細胞内のIEN-γ,IL-4を染色し,フローサイトメータで解析した.結果:CD4^+細胞におけるIFN-γ産生細胞の割合は,EAU発症前の免疫後3,6,8日群で有意に増加したが,発症後の10日群では減少した.一方,CD4^+細胞におけるIL-4産生細胞の割合は発症直罰の8日群で増加したが,10日群では減少し始めた.また,CD^+IEN-γ産生細胞/CD4^+IL-4産生細胞比は,3日群から上昇し6日群で更に上昇したが8日群では低下した.これより発症過程における脾臓Th細胞は発症以前に最もTh1優位になり,その後はむしろ減少する事が明らかとなった.

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi