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1998 年度 実績報告書

口腔癌細胞のPTHrP遺伝子発現のレチノイン酸、活性型ビタミンDによる相乗的抑制

研究課題

研究課題/領域番号 09771581
研究機関奥羽大学

研究代表者

阿部 匡聡  奥羽大学, 歯学部, 講師 (10254872)

キーワード口腔癌細胞 / PTHrP / プロモーター / 活性型ビタミンD / レチノイン酸
研究概要

PTHrP遺伝子上に存在する3つのプロモーターについて、各プロモーターでの開始による転写産物を特異的に検出するプライマーセットを用いて、RT-PCRを行い、口腔癌細胞HSC-3のPTHrP遺伝子発現における、各プロモーターの使用度を検討した。HSC-3細胞では、3つのプロモーターのうち、最も下流に存在するプロモーター(P3)が高い割合で使われていた。更に、HSC-3細胞に1,25-Dihydroxyvitamin D_3(1,25(OH)_2D_3)(10^<-7>M)、9-cis-retinoic acid(9cRA)(10^<-7>M)を24h作用させたところ、PTHrP遺伝子のP3開始による転写産物が顕著に減少していることが明らかとなった。このことから、HSC-3細胞における、1,25(OH)_2D_3、9cRAによるPTHrP遺伝子発現の抑制には、P3の活性制御が大きく関わっていることが示唆された。また、all-trans-retinoic acidがHSC-3のPTHrP mRNA発現を用量依存的に抑制することが、Northern blot解析により、明らかとなった。
次に、HSC-3細胞から調製したゲノムDNAを用いて、PCRにより、PTHrPのP3領域を含む1.3kbの遺伝子フラグメントを増幅した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masatoshi Abe: "Inhibitory effects of 1,25-dihydroxyvitamin D_3 and 9-cis-retinoic acid on parathyroid hormone-related protein expression by oral cancer cells(HSC-3)" Journal of Endocrinology. 156・2. 349-357 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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