本研究の目的は、大学・総合病院において歯科用ディジタルX線画像診断装置を活用するための一方法として、最近注目されているイントラネット技術を応用した歯科用mini-PACSの構築を試みることにある。本年度に行った作業は以下の通りである。 1. ディジタル口内法X線画像診断装置Digora(Soredex/Orion Co.)で得た画像をGIFフォーマットに変換し、Oracle 7 Workgroup Server R7.3(Oracle)で作成したデータベースに登録した。また、画像データとともに、各種患者情報および担当医氏名も登録した。これをサンプルデータベースとした。 2. WWWサーバーソフトIIS3.0(Microsoft)を利用し、データベースで管理された画像データならびに患者情報をWWWブラウザソフトで閲覧できるようにした。その際、担当医以外には閲覧できないようにした。 現状では、ディジタルロ内法X線画像診断装置で得た画像情報をデータベースに組み込むのに人の介在が必要である。現在、画像情報の発生に伴って自動的にデータベースに組み込まれるよう改良を行っている。
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