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1997 年度 実績報告書

骨粗鬆症での歯髄組織におげる象牙質形成能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771640
研究機関明海大学

研究代表者

横瀬 敏志  明海大学, 歯学部, 助手 (90245803)

キーワード骨粗鬆症 / 象牙芽細胞 / レクチン
研究概要

卵巣摘出ラットより取り出した下顎切歯の象牙芽細胞の糖代謝機能を調べるためにレクチン組織化学的検索を行い、以下の結果を得た。
1)材料と方法 : 卵巣摘出手術(OVX)と偽手術(Sham)を行ったラットから下顎骨を取り出し、中性ホルマリンで固定後、EDTAにて脱灰してパラフィン切片を作製した。染色にはGalactoseを認識するPNAレクチンを用いた。
2)結果 : OVX群の象牙芽細胞の細胞内にPNAレクチンの強い染色性が認められたのに対して、Sham群の象牙芽細胞ではPNAレクチンの染色性は減弱していた。
3)考察 : 以上の結果からエストロゲンの欠乏状態では象牙芽細胞の糖代謝、とくに細胞外基質の合成能に強く影響することが明らかとなった。本実験により、閉経後オステオポロ-シスにおける、歯髄保存治療の開発における基礎的な知見がえられた。
なお、本研究結果は現在J.Endodonticsにおいて印刷中であり、1998年の9月に掲載予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Yokose et al.: "The Effects of Estorogen Deficiency on Glycosylution of Oclontoblasts in Rats." Journal of Endoclontics. (in Press).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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