研究概要 |
1、 遺伝的背景のはっきりした口唇・口蓋裂発生モデルマウスを飼育し、それぞれの口唇口蓋裂の当施設での発生率を再確認した。(A/J系、CL/Fr系、Aw/y系) 2、 異種移植が可能な系統種を確認するために、皮膚移植を予備実験として行った。第1の系統種としてA/JマウスとC57BLマウスを使用しており、実際の移植に関しては、A/Jマウスと、A/JマウスとC57BLの交配により得られたF1の交配によるマウスとを使用した。 3、 A/Jマウスの卵巣を移植させたFlマウスをA/Jマウスの雄マウスと交配させ、毛色の判定により、A/J系のマウスが出産したことを確認し、それらにおける口唇・口蓋裂発生率を調べた。 4、 得られた結果として論文「口唇,口蓋裂における遺伝要因・母体要因に関する研究-卵巣移植による解析-」を愛知学院大学歯学会誌第36巻第4号(1998)に発表した。
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