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1997 年度 実績報告書

口唇・口蓋裂児に対する計量心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771811
研究機関愛知学院大学

研究代表者

新美 照幸  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (60291762)

キーワード口唇裂 / 口蓋裂 / 臨床心理学 / 計量心理学 / 顎裂部骨移植 / インフォームド・コンセント / 実態調査
研究概要

当科では現在、8〜9才以降の患者に対して、自家腸骨、下顎骨、同種保存骨、またこれらの材料の欠点を補うため、各々の材料の混合移植について、患者本人ならび保護者い可及的にその利欠点を説明した上で、手術法を決定している。
今年度は、実際に手術を受けた患者とその保護者を対象に質問紙法による調査を行い、患者側が、最初の説明から手術後、創が安定するまでの我々の治療内容について、どのように感じているかについての情報を得た。
1 当科での説明を受ける前に、顎裂部骨移植についての知識を有しているものは0%であった。
2 手術を決定する際に患者が相談した相手については、父69.9%、母82.6%、矯正歯科医39.1%で、誰にも相談しなかったのは4.3%であった。
3 患者が選択した手術法は、自家腸骨の使用29.2%、下顎骨25.0%、同種骨20.8%、混合25.0%であった。
4 最終的に自分が選択した移植材料、手術法に満足しているものは95.7%であった。
5 インフォームド・コンセントについては、87.0%が満足しており、不十分であると答えたものは8.7%であった。
この結果は第21回日本口蓋裂学会において発表し、また論文として日本口蓋裂学会雑誌(平成10年4月号)に掲載予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 夏目長門、吉田和加、新美照幸、河合 幹、他8名: "顎裂部骨移植に関するインフォーム・ドコンセント -質問紙法による評価について-" 日本口蓋裂学会雑誌. 23(2). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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