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1998 年度 実績報告書

アビジン-ビチオン標識酵素累積膜の方向規則性制御と酵素センサーへの展開

研究課題

研究課題/領域番号 09771938
研究機関東北大学

研究代表者

陳 強  東北大学, 薬学部, 教務職員 (50281978)

キーワードバイオセンサー / 酵素 / 累積膜 / アビジン / ビオチン
研究概要

アビジンを金属電極表面に吸着させるとほぼ単分子層の表面修飾層が形成され、このアビジン修飾表面にビオチン標識酵素を作用させるとアビジンはビオチン部位を特異的に認識し、表面に酵素分子が単分子膜を形成する。また、この操作を繰り返すことより、蛋白質累積膜を形成することが可能で、バイオセンサーの感知電極の微小化に革新的な意味を持っている。アビジンの金属表面の吸着はほぼ単分子膜に形成できたが、吸着方向はたて、とよこ両方ある。よこの方向で吸着されると、単分子膜の累積に不利である。本研究はチオール類の自己集合膜を金表面に形成させ、チオールの長さ、末端残基の電荷、親水性などの違いによって、一層目のアビジンを分子レベルで規制した量ですべてたての方向に吸着させ、単分子膜を作製することに成功した。水晶振動子ミクロバランス(QCM)法で上記の膜の形成状態を評価した。さらに、新規的なアビジン、ストレプトアビジンの単分子膜の上でCholine OxidaseとCholine Esteraseの累積、交互累積によってコリンセンサーとセチルコリンセンサーを作製しQCM法により酵素の単分子膜の形成をこの方法によりコントロールできたことをかくにんし、その性能について調べた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Qrang Chen: "Avidin-Biotin System-Based Enzyme Multilayer Membranes for Biosensor Application: Optimization of Loading of Choline Esterase(ChE)and Choline Oxidase(ChOx)in the Bienzyme Membrane for Acetylcholine Biosensors" Electroanalysis. 10,No.2. 94-97 (1998)

  • [文献書誌] J.Anzai: "Enzyme Sensirs Prepared by Layer-by-Layer Deposition of Enzymes on a Platinum Electrode through Avidin-Biotin Interaction" Sensors and Actuators. B52. 3-9 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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