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1997 年度 実績報告書

健常人において見られた自己抗体に対応する細胞周期特異的自己抗原の同定と解析

研究課題

研究課題/領域番号 09772068
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

今福 裕司  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40254015)

キーワード自己抗原 / 自己抗体 / 細胞周期
研究概要

1.今年度の成果
研究の出発点である健常小児の抗PCNA抗体類似のパターンを示した検体が、研究の中途にて量の不足を生じてきたため、さらに抗核抗体検出用のHEp2細胞を用いた間接蛍光抗体法にて、スクリーニングを重ねて、さちにいくつかの小児患者由来の検体を見いだした。この検討過程において、さらに、なんら症状もないのにspeckled型で非常な高力価を示す検体や、granular型で同様に高力価を示すものなど、種々の興味深いパターンを示す検体が見いだされた。これらはいずれも既存の特異抗原検出系ELISA等ではいずれも陰性を示すものであった。
2.今後の研究計画
抗PCNA抗体類似のパターンを示す検体をさらにスクリーニングするとともに、見いだされた検体についてRTE、HEp2細胞抽出液を用いたSDS-PAGE後、Western blotを行い、対応抗原の分子量を解析し、以前の我々のデータとともに集積して解析する予定である。さらに抗原をDNase、RNase、protease等を作用させて抗体と反応させ、その性状を明らかにすることも行い、以前のデータとともに解析する。抗原がかなり、類似しているなら、この抗原を同定すべくMOLT-4のλgtllcDNAライブラリ、あるいは他のライブラリについて上記血清および125I-1abeled proteinAをもちいてスクリーニングを行う予定。スクリーニングされたcDNAを市販plasmid(pkk233)内にsubcloningし、E.coliにて増幅させ、dideoxy法にて塩基配列を決定する。既知のデータベースとの比較検討を行うと同時に、これをライブラリのre-screening用として用い、抗原同定を進める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 今福 裕司、吉田 浩: "加齢とリウマトイド因子" Geriatric Medicine. 35(4). 459-462 (1997)

  • [文献書誌] 今福 裕司、吉田 浩: "免疫グロブリン-クリオグロブリン、オイグロブリン、パイログロブリン、クラス別免疫複合体" リウマチ科. 15(5). 408-414 (1996)

  • [文献書誌] H.Yoshida.Y.Imafuku,et al: "Eudorhelin I production by human synoviocyres" Ann.Clin Biochem. 35. 290-294 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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