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1997 年度 実績報告書

中山間地におけるスポーツによる都市・農村間の交流と農山村の内発的発展に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780036
研究機関山形大学

研究代表者

笹瀬 雅史  山形大学, 教育学部, 助教授 (50250907)

キーワード地域スポーツ / 市町村 / ニュースポーツ / 農山村 / 地域づくり
研究概要

本年度は、北海道から関東地方にいたる中山間地域の市町村の基礎資料(市町村史・人口動態・産業・観光・教育・スポーツ)を、県庁・市役所・町村役場等の機関および各都道県図書館・町村市立図書館などで収集した。その資料から、中山間地域の市町村におけるスポーツ動向の資料の作成に着手し、北海道および東北地方についてとりまとめを実施した。そこから、地域づくりのためにスポーツ振興にとりくんでいる自治体がほとんどであること、都市や他の市町村などからの参加者を集めて実施する競技会や特色あるイベントを行っている地域が多いこと、地域の風土や産業と結びつけた地域色の強い振興策を行政の複数部門で連携したり、総合行政として取り組んでいること、などの特徴を見いだすことができた。
また近年の特徴では、農山村の環境をいかして、グリーン・ツーリズムやエコ・ツーリズムを事業化し、都市住民との交流事業と観光開発に着手している市町村が増加している。これらは農政との関連が強い。そして夏期のスポーツ合宿やキャンプなどのアウトドア・スポーツ、冬期のスキー・スケートなどが、こうした事業の一環として組みこまれていることが多い。このように中山間地域では従来の大規模開発を否定して、環境保全に配慮した環境活用型のとりくみに新たな方向性が見いだされ、この動向は内発的発展の可能性を示唆しているものと考えられる。
次年度は上記の結果をふまえて、市町村を事例にインテンシブな調査研究をすすめる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大前哲彦・千葉悦子・鈴木敏正(編著): "地域住民とともに(講座 主体形成の社会教育学3)" 北樹出版, 277 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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