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1997 年度 実績報告書

フットスイッチを用いたLY判別法の確立とエネルギー消費量推定法の妥当性とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 09780045
研究機関東京大学

研究代表者

杉田 正明  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235885)

キーワードフットスイッチ / LT
研究概要

血中乳酸濃度に基づく指標であるLTは、競技成績の予測やトレーニングの効果および運動療法などの現場においては欠かせない測定項目の一つである。ピッチを1歩毎に分析できるような方法を用いることができれば、より迅速にしかも高い精度でLTとの一致をとらえることができるのはないかと考え、本研究では、フットスイッチを用いて、1歩毎の接地時間と離地時間が検出できる装置を作製することとピッチの推移からLT(血中乳酸濃度の急激に上昇する点)を非観血的に判別できる方法を確立することを目的とした。
まず、ピッチ測定装置(フットスイッチを用いた接地時間(ピッチ)測定用の装置)の作製についてであるが、市販のデータロガーを改良して、サンプリング1,000HZでとりこめるような装置を作製し、接地時間(ピッチ)のデータを測定できる装置を2個作製した。これは、靴底にフットスイッチを1個取り付け、取り込んだデータをロガーに蓄積し、後でコンピュータへデータ転送できるようにAD変換装置、マイクロプロセッサー、メモリー(128K)などを用いたものである。測定の結果、本装置を用いて1歩毎の接地時間(ピッチ)が検出できることを確認した。現在、1歩毎のピッチから血中乳酸濃度のLTを判別できるかどうかを陸上競技長距離選手を対象に実験を行っているところであるが概ねLT判別に役立たせることができそうである。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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