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1997 年度 実績報告書

日本における"葬礼相撲"の社会人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780091
研究機関東洋大学

研究代表者

宇佐美 隆憲  東洋大学, 文学部, 助教授 (70184463)

キーワード葬礼相撲 / 葬送儀礼 / スポーツ人類学
研究概要

本研究は、日本国内に現在でも存在している葬送儀礼と関連性を持つ相撲を社会人類学的な手法を用いて明らかにすることであった。
平成9年度は、まず、各市町村から出版されている町村史(誌)の中に記述されている民俗行事としての相撲を抽出し、葬送儀礼と関連性を持つ可能性のある相撲について、実際に現地に赴き、予備的な調査を実施した。また、調査対象となった地域の相撲も含めた民族スポーツをこれまで研究してきた人々に、相撲研究の現状を説明してもらった。
暫定的ながら、調査を敢行した地域としては、北海道、秋田、愛媛、福岡、鹿児島、奄美、沖縄周辺である。これらの地域で行われている相撲の一部には、現在においてすでに実施されていない相撲も多く、また予備的な調査だけでは、葬送儀礼と関係を持っていることを確認することのできない相撲もあり、いわゆる葬礼相撲であると確定することのできる相撲は、愛媛の事例にとどまっている。
平成10年年度は、今回予備的調査を実施した地域だけではなく、もう少し民俗史料を収集しながら、最終的に調査対象となる地域を2カ所ほど確定し、そこを集中的に調査する予定である。基本的には、現在でも実施されている葬礼相撲を対象としたいと考えているため、実修日が重なってしまう場合には、1カ所の調査となることもあり得るが、その場合には資料の収集だけでも実施する予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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