研究概要 |
本研究の初年度にあたる今年度は,(1)茨城大学において研究協力者2名を迎え,研究集会を開催し,学会発表の計画を主な議題として,研究計画を検討した。(2)防災教育に力を入れている静岡県地震防災センターをはじめ,神奈川県横浜市民防災センター,東京都消防庁消防博物館,池袋防災館等を訪問し,学童を含む市民に対して,既存の行政機関においてどのような防災施設が完備し,防災教育が施されているのかについて,視察し,資料を収集した。(3)研究協力者と協同研究を行い,自然災害教育の重要性に関する発表,及び,地震による地盤災害を教材化し実践した事例について,京都府「けいはんな」で開催された国際会議においてそれぞれ発表した。裏面の「研究発表」を参照のこと。(4)自然災害教育・防災教育に関する情報を収集しつつ,購入したコンピュータによって,これを発信するホームページを構築した(http:/telemann.edu.ibaraki.ac.jp/saigai/)。 来年度は,本研究の最終年度にあたることから,(1)自然災害教育カリキュラムの構築に向けて,既存のカリキュラムや先行研究をさらにレビューし,(2)特定の自然災害に関する資料をまとめ,(3)カリキュラム案を作成する。また,(4)自然災害教育・防災教育に関したホームページの内容をさらに充実させ,(5)本研究の過程と成果を,報告書としてまとめる。
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