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1998 年度 実績報告書

認知マップを利用した合意形成支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780159
研究機関拓殖大学

研究代表者

佐々木 整  拓殖大学, 工学部, 助手 (80276675)

キーワード認知マップ / 合意形成 / 重要度 / 類似度 / 差異度
研究概要

集団での意思決定や問題解決を行う際、その集団を構成する個人個人の意見を出し合い、それを理解した上で議論を行うことは大変重要である。個々の意見を図解的に表現する手法の1つである、認知マップに着目して個々の意見を他人に正確に伝達しながら合意形成を行えるシステムの開発を目的として研究を行った。本年度の「認知マップを利用した合意形成型支援システム」の研究実績は、以下のように(1)本年度前期と(2)本年度後期の2つに大分される。
(1) 本年度前期では、平成9年度の研究成果をもとに、合意形成に必要とされる各機能や手法の計算機上への実装とそれらの統合を行い、合意形成支援システムのプロトタイプを作成した。さらに、作成したプロトタイプシステムによる利用実験を行った。このシステムに関しては、電子情報通信学会総合大会、情報処理学会全国大会等で報告している。なお、このプロトタイプシステムの作成のために、設備備品日からPC一式(本体、モニタ)を購入した。また、システムの評価実験について謝金を、研究成果の報告のために旅費をそれぞれ使用した。
(2) 本年度後期では、(1)での実験結果から得られた知見を元にシステムの実用化を目指してシステムの再構築を行った。具体的には、認知マップの作成・分析機能の充実などシステムの改良を行っている。また、インターネット上での本システムの利用実験を行い、作業時間と質の面から評価してシステムの有用性を明らかにした。この研究成果は電子情報通信学会論文誌や、情報処理学会論文誌、日本教育工学会全国大会等で報告している。なお、この研究成果報告に、旅費を使用した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石坂、佐々木、竹谷: "有向グラフの図解的描画アルゴリズムIllustrative Mapping法" 電子・情報通信学会 技術研究報告. ET96-32. 77-85 (1996)

  • [文献書誌] 北戸、小林、佐々木、竹谷: "教材構造グラフ作成・表示支援システムとその利用法" 教育システム情報学会 研究報告. Vol.96, No1. 57-63 (1996)

  • [文献書誌] 大野、北戸、小林、佐々木、竹谷: "認知マップ作成・表示支援システムの利用と評価" 日本教育工学会第12回全国大会講演論文集. I1a2D4. 53-54 (1996)

  • [文献書誌] 千葉、小林、佐々木、竹谷: "認知マップを利用した合意形成型グループウェアシステム(II)" 電子情報通信学会 ソサイエティ大会講演論文集. D-485. 490 (1996)

  • [文献書誌] 千葉、小林、佐々木、竹谷: "認知マップを利用した合意形成型グループウェアシステム(IV)" 日本教育工学会 第12回全国大会講演論文集. I1a4B6. 151-152 (1996)

  • [文献書誌] 佐々木、小野、竹谷: "IM法を利用した学習項目系統図の作成" 電子情報通信学会 技術研究報告. ET96-99. 87-94 (1996)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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