1.マルチメディア教材の作成 WINCALIS利用してウインドウズ95をオペレーティングシステムとするマルチメディア教材の試作を行ってきたが、音声・画像の編集時の操作にに関する安定性は今一つである。WINCALISの32bit版へのバ-ジョンアップは、現在60%程度まで進んでおり、本校のマルチメディア語学演習室(新設)も、ウインドウズNTを採用するため、32bit版への期待は大きい。また、キャプチャー・ボードのドライバがNTに対応し始めており、将来的にはWINCALISの実行および教材編集をNTのプラットフォーム上で行う事ができるように研究する準備を進めている。 2.WINCALISのプログラマ-と意見交換 平成9年10月1日より13日まで米国デューク大学へ出張し、Office of Information Technology/Humanities Computing Facilitiesに於いて、WINCALISについて、開発担当者と1)サイトライセンスの取得、2)ウィンドウズNT上での動作確認、3)最新版の入手、4)新設マルティメディア語学演習室の設計等について、直接議論し交渉する機会を得た。DOS版に関しては、日本での使用環境にあわせて独自のプログラムの改良を行ってきており、ウインドウズ版に関しても、開発協力者としてプログラムを発展させてゆく予定である。 3.著作物の適正な利用に関する研究 デューク大学の他ミネアポリス市の私立、公立の高校の授業担当者と、直接の情報交換をしたが、Copy Leftの教材は米国内でも限られていることがわかった。インターネット上にもサイトはあるが、内容やレベルは非常に限られている。全国高等専門学校英語教育研究協議会でも検討中であるが、それぞれが自作の材料を出し合い会員間で自由に使えるような組織を作っていく等の方策が必要である。
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