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1997 年度 実績報告書

学校数学における中学1年生による証明構成の可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780183
研究機関信州大学

研究代表者

宮崎 樹夫  信州大学, 教育学部, 助教授 (10261760)

キーワード証明 / 学校数学 / 中学1年生
研究概要

本研究の平成9年度における目的は,次の2点であった。
(1).中学1年生による証明の構成のために必要な水準を設定する。
(2).水準の妥当性を検証するために必要なデータを教授実験で収集する。
目的(1)を達成するために,第一に,証明の目的・内容・表現の観点から「学校数学における証明」の概念規定を行った。第二に,証明の素地として説明に着目し,説明の目的・内容・表現の観点から「学校数学における説明」の概念規定を行った。第三に,説明の内容・表現に加えて,子どもの思考を観点として,説明から証明までに至る過程に,4つの水準を理論的に設定した。(なお,水準の設定に関する論文は,Educational Studies in Mathematicsに投稿中である。)
目的(2)を達成するために,第一に,平成9年12月に,公立中学1年の生徒に対して質問紙調査を行った。第二に,その中から被験者として3名の生徒を選抜し,説明から証明を構成するための教授実験を平成10年」1月に2週間に渡り実施した。その後,現職教師との研究会において,実験結果の公開と討議を重ねている。
以上の研究成果を受けて.平成10年度には,次の2点を実施する予定である。
目的(1)の達成において設定された4つの水準に関して,4つの水準を順に経て証明に至る必要があるか否かを論証すること。
目的(2)の達成において収集されたデータの分析に基づいて,4つの水準の妥当性や規範性を検証すること。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宮崎 樹夫: "日本の算数・数学教育1997「学校数学の授業構成を問い直す」IV授業〓〓における指導法の改善 18.証明指導の新しいパースペクティブ" 日本数学教育学会, 18ページ(総332ページ) (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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