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1997 年度 実績報告書

多国語処理技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780250
研究機関東京大学

研究代表者

越塚 登  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (40262266)

キーワード多国語コンピュータ / デジタルミュージアム / 漢字処理
研究概要

本研究の究極的な目的は、多くの言語をシームレスに扱える多国語コンピュータの構築とそれに必要な基盤技術の開発である。更に、この目的を実現するために以下の3つの小目的を設け、課題を分割して取り組むことにした:1)世界のある多くの言語の調査を行うこと、2)多国語文字データ処理の基盤技術の開発すること、3)多国語処理技術の実装を通した実証・評価を行うことである。
我々はこうした多国語処理技術の応用として、コンピュータ上に構築した博物館、「デジタルミュージアム」に着目した。博物館は世界中の様々なモノを取り扱う場所であり、その収蔵物を電子化したり、また目録データベースを作る時には、必ず多国語処理が必要とされる。本年度、我々は上記の1)の課題である言語の調査を、実際のデジタルミュージアムの構築を題材として行い、外字フォントを使うとか単純な文字入力方式の導入となどのナイーブな形での実現を行った。そして、博物館の展示を説明するガイドシステムを多国語(バイリンガル)化として実装を行った。実際に、昨年開催されたデジタルミュージアム展、バーチャルアーキテクチャ展、東京大学創立120周年記念東京大学展といった展示会で利用し、そのフィージビリティスタディを行った。特にこの作業を行う過程で最も困難であったのは、様々な種類の漢字フォントであった。そこで我々は漢字や古代中国文学の研究者の協力を得て、甲骨文字から始まる様々な段階の文字の情報を入手して、その作成を開始した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 重定如彦, 越塚登, 坂村健: "Visua Application Control Language(VACL)の研究" 日本情報処理学会全国大会論文集. (1997)

  • [文献書誌] 越塚登: "電脳博物館とBTRON" TRON Project Journal. (1997)

  • [文献書誌] 越塚登: "デジタル博物館とBTRON" デジタルミュージアム-電脳博物館-博物館の未来. (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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