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1998 年度 実績報告書

多国語処理技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780250
研究機関東京大学

研究代表者

越塚 登  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (40262266)

キーワード外国語コンピュータ / デジタルミュージアム / 漢字処理
研究概要

本研究は、多くの言語をシームレスに扱える多国語コンピュータの構築とそれに必要な基盤技術の開発が目的であった。これらの目的の実現に関して、我々は3つの小目的を設け、それぞれ以下の研究成果を得ることができた。
1. 世界にある多くの言語の調査:世界中の言語それぞれにおける文字データの入力、表示、レイアウト等の手法を調査し、明らかにするための調査を行った。それを通して、現在の多国語処理において、最も言語処理に不都合を生じている言語の一つが、漢字文字を持った言語であることがわかった。
2. 多国語文字データ処理の基盤技術の開発:以上の結果に基づき、今回の研究では、特に漢字の扱いについて研究を行った。膨大な漢字処理を行う際の問題点は、2つあり、一つは、文字セットが大きいこと(10万字以上)、もう一つは、文字が時代と共に変化することである。この問題を解決するためには、異体字情報を利用した文字処理データの圧縮、動的な文字セットを更新するためのネットワーク配送といったシステムが有効であることが判った。
3. 多国語処理技術の実装を通した実証・評価:実際に、漢字データベースをインターネットを通じて配送するためのシステムの実装を行ない、インターネットのような狭帯域なネットワーク上でも問題なく配送できることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 越塚 登: "トロンプロジェクトにおけるヒューマンインタフェース研究" 情処理学会誌. 40・3. (1999)

  • [文献書誌] 越塚 登: "技術報告:電脳博物館とBTRON" TRONPROTECTJOURNAL. (1997)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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