平成9年度に行ったバージョン情報の視覚化システムを基に、平成10年度はMakefileの視覚 化を行った。具体的には: 1. Makefileバーザの作成 モジュール管理ツールMakeのデータベースファイルMakefileを構文解析し、必要な情報を抽出するプログラムを作成した。 2. Make情報の視覚化 抽出された情報に基づきモジュール構成を、平成9年度に作成した簡易視覚化ツール上に2次元的な木構造として表示した。 3. バージョン情報との統合 3次元空間を利用して両者を統合化した。本視覚表現によりソフトウェア開発者は、対象とするソフトウェアがどのファイルのどのバージョンから構成されるかを即座に把握できるようになった。
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