研究概要 |
本研究の目的は,人間と人間の効果的なコラボレーションを生むために,人脈をたどって,より良い協力者を捜す過程をサポートすることである.特に,仲介者としてのコンピュータシステムのあり方について研究を行う.具体的には,本研究では,各個人の人脈をたどり,協力者を探す過程をエージェント技術を用いて支援する.本年度は,分散型データベースに時間の概念を導入した分散型時間的データベースを導入した.これにより,所属部署などの人物情報は,時間と共に変化するデータも容易に扱うことが可能となった.この研究成果は,以下の論文で発表した. (1) Liliana Rodorigez,Hiroaki Ogata,Yoneo Yano:TVOO:A Temporal Versioned Object-Oriented Data Model,Information Sciences,Vol.114,Issue 1-4,pp.281-300,1999. (2) Rodriguez,L.,Ogata,H.,and Yano,Y.:An Access Mechanism for A Temporal Versioned Object-Oriented Database,IEICE Trans.on Information and Systems,Vol.E82-D,No.1,pp.128-135,1999. (3) 緒方広明,矢野米雄,古郡延子,金群:探索結果を利用した人脈ネットワーク活用支援の提案と実験的評価,情報処理学会論文誌,(ヒューマンインタフェースとインタラクション特集号)(印刷中) (4) Ogata,H.,Aiso,T.,Furugori,N.,Yano,Y.and Jin,Q.:Computer Supported Social Networking in Virtual Communities,Proc.of IEEE International Conference on Intelligent Processing Systems,pp.47-51,1998. (5) Ogata,H.and Yano,Y.:Combining Social Networks and Collaborative Learning in DistributedOrganizations,Proc.of ED-MEDIA 99,1999.(in press).
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