• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

ブラウジングによる情報収集の質的支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780332
研究機関九州工業大学

研究代表者

平嶋 宗  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10238355)

キーワードブラウジング / ハイパーテキスト / 興味の推定 / 情報フィルタリング / ユーザモデル
研究概要

本研究では,ブラウジングの履歴より動的に変動するユーザの興味を推定する手法を明らかにし,大規模なハイパーテキスト構造におけるブラウジングを対象としてその有効性を検証する目的で,手法の定式化,推定された興味に基づく情報フィルタリング機能の実装,この情報フィルタリング機能の評価実験を行った.これまでに,まず,内容を特徴づけるインデックスが各ノードに対して予め与えられているCD-ROM用語事典を対象として,そのインデックスを介して各ノードを結合することにより,稠密でかつ大規模なハイパーテキストを作成している.さらに,このハイパーテキスト上でのブラウジング中のユーザの興味を推定する手法として,ノードに含まれているインデックスに重みを与えて,さらに,時系列に従って減衰させる方法を採用している.さらに,そのインデックスの重みを用いて,次にブラウジングの対象となる候補の順位づけを行う機能を,この興味推定手法に基づく情報フィルタリング機能として実装している.さらに,CD-ROM用語事典より作成したハイパーテキスト(ノード数:18,892,二つ以上のノードに含まれるインデックスの種類:183,011,一つのインデックスに結びつけられているノード数:2〜2,270(平均7ノード))を対象とした評価実験を行った.この評価実験の結果を踏まえて,最も大規模なハイパーテキスト構造といえるWWWへの本手法の適用を予定している.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] T.Hirashima,T.Horiguchi,A.Kashihara,J.Toyoda: "Error-Based Simulation for Error-Visualization and Its Management" International Journal of Artificial Intelligence in Education. Vol.9,No.1. 17-31 (1998)

  • [文献書誌] T.Hirashima,N.Matsuda,T.Nomoto,J.Toyoda: "Context-Sensitive Filtering for Browsing in Hypertext" Proc.of International Conference of Intelligent User Interface 1998. 119-126 (1998)

  • [文献書誌] T.Hirashima,N.Matsuda,T.Nomoto,J.Toyoda: "Context-Sensitive Flltering to Support Learning from Surfing" Proc.of ED-MEDIA'98. 555-560 (1998)

  • [文献書誌] T.Hirashima,N.Matsuda,T.Nomoto,J.Toyoda: "Toward Context-Sensitive FIltering on WWW" Proc.of WebNet98. 1084-1085 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi