本研究は3つのステップからなる。 (1)複数の画像間の対応付け (2)画像間の3次元運動の復元 (3)他視点画像の合成 現段階では、(1)の画像間対応付けでは、特徴的な点においては対応がみつかるが、そうでない点はもともと対応が不可能である。よって、何らかの内挿、すなわち、対応がとれている近傍の点の情報を用いて、対応のとれていない点の対応を近似するということを、行う必要がある。 (2)の画像間の3次元運動の復元は既に完成している。 (3)の他視点画像の合成もほぼ完成しているが、物体を近くで見た場合、問題が出る。なぜなら、合成できる画像点は対応づけできた点のみであり、近くで見た場合同じ物体でも多くの画素に対応するためである。これは前期の(1)と同様、何らかの内挿が必要である。
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