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1997 年度 実績報告書

文書画像からの文字列の抽出と認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780367
研究機関佐世保工業高等専門学校

研究代表者

志久 修  佐世保工業高等専門学校, 助教授 (00235516)

キーワード文書画像 / 文字列抽出 / 文字列認識
研究概要

本研究では,文書画像中に存在する文字列を見つけ出し(文字列抽出),またその文字列が何と書かれているかを認識(文字列認識)することを目的としている.
今年度の研究実績を以下に述べる.
(1)文字列抽出
本研究では,文字列領域は短い線分が密集している矩形領域と定義している.そのため,画像全体に対し,線分単位のハフ交換を行い,画像中の線分が密集している領域を抽出していた.今年度は,さらに画像をいくつかの部分画像に分割し,各部分画像ごとに処理を行うようにした.これにより,短い文字列も良好に抽出できるようになった.(口頭発表済み)
(2)文字列認識
従来,文字列を認識する場合,文字列から個々の文字を取り出し,その個々の文字について文字認識を行い,それぞれの結果を統合して文字列の認識を行う方法がとられている.
本研究では,文字列全体を一つのパターンとみなし,文字列全体に対し直接マッチングを行う方法を行っている.本方法を手書き文字列の認識に適用した結果,文字同士が接触している場合や,一部の文字が大きく変形している場合でも良好な結果が得られた.この結果は,論文誌および口頭にて発表を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 志久 修、中村 彰、高比良秀彰、黒田英夫: "パターン整合法による手書き文字列の分類実験" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J80-DII,5. 1326-1328 (1997)

  • [文献書誌] 田口嘉伸、志久 修、中村 彰、武富 敬: "線分のハフ変換と画像分割による文字列抽出" 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 70-70 (1997)

  • [文献書誌] 志久 修、中村 彰、滝川 雄、田中美聖: "パターンマッチングによる手書き文字列認識" 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 71-71 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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