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1999 年度 実績報告書

味覚刺激による咀嚼行動変調機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09832005
研究機関大阪大学

研究代表者

硲 哲崇  大阪大学, 人間科学部, 助手 (90243154)

研究分担者 山本 隆  大阪大学, 人間科学部, 教授 (60028793)
キーワード食物嗜好 / 摂食行動 / 嫌悪条件 / ラット
研究概要

動物が食物に対する嗜好を獲得するためには、その食物を摂取する適当な時期と期間があることを、前年度までに明らかにした。本年度は、動物が食物の性状のどのような要素に基づいて食物選択を行っているかを調べるために、味以外の要素である飼料の硬度に対しても嗜好性を獲得するのか否か、また、飼料硬度に対しても味覚刺激と同様に嫌悪条件づけを獲得することができるのかを、行動学的実験法をもとに調べた。その結果、動物は、成分が同じ飼料であってもその硬度を指標に飼料選択を行うこと、また、飼料硬度に対しても嫌悪条件づけを獲得することができることを明らかにした。これらの結果は、動物選択を行う際にその味のみならず、硬度などの食品テクスチャーに関する情報も充分に活用していることを示唆している。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Sako N.: "Electrophysiological and behavioral studies on taste effectiveness of alcohols in rats"American Journal of Physiology. 276. R388-396 (1999)

  • [文献書誌] Sako N.: "Analyses of taste nerve responses with special reference to possible receptor mechanisms of umami taste in the rat"Neuroscience Letters. 261. 109-112 (1999)

  • [文献書誌] 山本 隆: "味覚のしくみ-受容から食行動まで"小児歯科臨床. 4(5). 31-38 (1999)

  • [文献書誌] Yamada Y.: "New bitter diterpens, ribdosianone I and II, isolated from Isodon japonicus Hara"Biosciences,Biotechnology and Biochemistory. 63(3). 524-529 (1999)

  • [文献書誌] 硲 哲崇: "代謝型グルタミン酸レセプターアゴニストと各種甘味物質との混合による鼓索神経応答の増強"日本味と匂学会誌. 6(3). 571-574 (1999)

  • [文献書誌] 岡本 香: "食物の味、匂い物理的性状が食物選択に与える影響"日本味と匂学会誌. 6(3). 683-686 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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