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1997 年度 実績報告書

プロミネンスに関するシンタクス・意味と音韻間のインタフェースの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09834001
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東北大学

研究代表者

吉本 啓  東北大学, 留学生センター, 教授 (50282017)

研究分担者 福地 肇  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90015884)
キーワードHPSGモデル / 音調情報 / 統辞論 / 形態論 / ユニフィケーション文法
研究概要

コンピュータによる言語処理を目的として開発されたタイプ付きユニフィケーション文法、特にその応用であるHead-Driven Phrase Structure Grammarを用い、PierrehumbertやBeckamanによる日本語音調研究の枠に沿って、辞書や統辞論レベルの異なる層に規定された情報が統合されて適切な音調情報を生成するモデルを提案した。このモデルは窪薗晴夫による'metrical boost',影山太郎による[S構造複合語」という、ともに統辞論・形態論・音韻論の基本的思想にかかわる難題を可能な限り簡潔な形で解決するものである。
ATR自動翻訳電話研究所やドイツ政府プロジェクトVERBMOBILにおいて収集された日本語会話データを入手して解析し、また独自の会話データの収集に着手した。1997年7月のパリでの国際言語学者会議コンピュータ言語学部会でその段階での成果を発表し、外国の研究者と情報を交換することが出来た。また、雑誌『日本語学』に論文「計算機言語学におけるプロソディー研究」を掲載することが出来た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kei Yoshimoto: "Focus in Japanese and English" Proceedings of the XVth International Congress of Linguists. (1998)

  • [文献書誌] 吉本啓: "計算機言語学におけるプロソディー研究" 日本語学. 17・3. 45-54 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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