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1998 年度 実績報告書

Therapeutic Discourseに関する研究-TherapyにおいてTherapistの発話がclientに及ぼす影響-

研究課題

研究課題/領域番号 09834011
研究機関山梨県立看護大学

研究代表者

文珠 紀久野  山梨県立看護大学, 看護学部, 教授 (70191070)

研究分担者 中島 祥子  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (80223147)
谷崎 和代  鹿児島, 純心大学・国際言語文化学部, 講師 (30269154)
太田 一郎  鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (60203783)
安東 清  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (20151201)
キーワード心理治療 / 談話分析 / 守秘義務 / プライバシー保護 / Therapist / client
研究概要

本年度における研究目的は、Therapistが実際に行っている言語行動を談話分析の手法を用いて分析する上で、Therapy状況の発話の収集方法、表記方法、分析方法の開発・検討といったTherapy談話における研究方法に関して検討を行うことと、プライバシーに関わる個人情報をデータとして用いる場合の問題点とその解決法を探ることである。
研究方法上における問題点の第1点は、発話採集におけるテープ録音に関する問題、第2点目に音声分析上の問題、第3点目に談話を文字化する上での表記方法の問題が挙げられる。これらに関しては、より鮮明な録音を可能とするための設備・備品の改善やTherapist-Cllent双方の談話を適切な音声レベルで採集する方法とVTR録画の併用の検討、Therapy談話における表記方法の開発と他の談話表記との統一を図っていく事によりデータ収集上の問題の解決が可能となると考えている。
また、非常にプライバシーに関わり、敏感な問題をはらんだTherapyをデータとして分析する点に関して、守秘の問題と関連してClientの了解を得ることと、clientのプライバシー保護の問題が大きな課題であった。この点に関して、clientにデータを研究に使用する事への了解を得るには、Therapist-client関係の在り方と強く開運していることが示唆された。プライバシーの保護といった観点からは、client個人が特定されないような表記方法を採ること、clientに発表原稿を一読してもらうことにより懸念された問題がクリア出来ることが検討された。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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