• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

視覚,聴覚および触覚を融合した仮想空間におけるヒューマンファクタについて

研究課題

研究課題/領域番号 09838004
研究種目

基盤研究(C)

研究機関茨城大学

研究代表者

住谷 秀保  茨城大学, 工学部, 助手 (30206594)

研究分担者 米倉 達広  茨城大学, 工学部, 助教授 (70240372)
キーワードインターフェース / 障害者 / CAI / VR(仮想現実感) / 音響 / 感覚代行 / 触覚 / 空間認知
研究概要

空間認知のための補助感覚生成:空間認知を行い、感覚代行により深度情報を被験者にフィードバックするシステムとして、Defacto(Depth Feedback by Tactile Information)システムを提案し、試作モデルを作成した。本システムは、基本的に測距システムと触覚による深度信号フィードバック部および測距信号と直接操作感覚に適合する信号変換部の3つからなっている。本年度は、被験者の前頭部に測距システムを直接取り付け、リアルタイムで障害物までの距離を検出し、その深度情報にもとづき可変周波数触覚刺激を生成、その直接操作感覚および空間認知能力についてデータを収集し、解析を行った。
生成した触覚を個々の規則に従ってフィードバック提示した場合の仮想動作と実際の動作との間の感覚上の差異を最少化するために、ウォークスルー実験を行い、障害物の認知反応および回避行動の軌跡より最適な測距データー触覚情報変換関数を得た。また、直接操作感覚をより向上させるために、圧覚のみを用いた触覚フィードバック、可変周波数触覚フィードバックの比較を行い、さらに複数のセンサを用いた測定エリア内の複数物体のより詳細な特定を行う新たな手法を提案し、障害物体への回避行動をより容易にした。以上、実システムの構築を行い、感覚代行による奥行き情報知覚および空間認知に関するヒューマンファクタのデータ取得および触覚分解能の解析を行った。また、本結果は現在学会論文誌に投稿中である。音メディアを用いた3次元オブジェクト位置制御インターフェースにより、音響インタフェースにより位置制御を行い、仮想空間内で3次元オブジェクトを飛行させるシミュレーションを行った。このシミュレーションを用い、技能実験の観点から作業効率、直接操作感の定量化について検討を行っている。^<*1>

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 冨長 博, 米倉 達広: "音メディアを用いた3次元空間インタフェースの提案" 電子情報通信学会論文誌D-II. Vol.J81-P-II,No.2. 252-360 (1998)

URL: 

公開日: 1999-03-14   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi