研究概要 |
1.顔面立体形状測定手法の開発と装置の設計・製作 二つの光源と一つのスリット光源を用い、それらの光源を高速に切り換えることによって、動いている立体の形状を実時間で計測できる手法を開発した。さらに開発した手法に基づく顔面動画像入力装置を設計・製作した。その成果は電子情報通信学会論文誌E80-D,8,1997などで発表した。 2.顔面構成要素の追跡手法の開発 動画像上での顔構成要素(眉・目・口)の動きを、解剖学的な知識を導入して追跡する手法を開発した。顔構成要素の動きの方向と範囲は、骨格と顔面筋肉によって制約されている。この制約を利用し、顔の構造に合わせた2段階処理を行うことにより構成要素に動きを求めることができた。その成果は電子情報通信学会論文誌vol.J80-D-II,no.8,1997などで発表した。 3.表情変化の追跡手法の開発 人の表情変化に伴う顔構成要素の動きを追跡するために、眉と口の構成要素モデルを開発した。モデルを顔面筋の動きに基づき作成することによって、モデルの変形に規則性をもたせることができ、顔構成要素の動きの効率よく追跡することが可能になった。その成果は電子情報通信学会論文誌vol.J81-D-II,no.1,1998などで発表した。
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