研究課題/領域番号 |
09838025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
栗山 憲 山口大学, 工学部, 教授 (10116717)
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研究分担者 |
中島 一樹 山口大学, 工学部, 講師 (50207776)
河中 正彦 山口大学, 工学部, 教授 (20035158)
三池 秀敏 山口大学, 工学部, 教授 (10107732)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 自律神経 / ヒステリシス / オプティカルフロー / 動画像処理 / 現象学 / 奥行き知覚 / 境界要素法 / 熱方程式 |
研究概要 |
1. 動画像処理の一種であるオプティカルフローを用いて、人の体動と呼吸数とを非接触的に測定するシステムを開発した。そのシステムを用いてベッド中の人の体動と呼吸数を長時間にわたり連続的に測定し、人の自律神経活動との関連を調べた。また、9週間にわたる自転車エルゴメー夕による訓練を実施し、心拍数ー呼吸数のヒステリシス解析を行い、そのヒステリシスに興味深いパターンがあることを示した。今後、そのヒステリシスパターンの根拠を数理的に解明する予定である。 2. 人の視覚の研究、特に奥行き知覚の研究を行った。人は物をどのように見ているのか、どのように奥行きを認識しているかを、ランダムドットステレオ画像を用いて調べた。ランダムドットステレオ画像からの奥行き知覚が、領域分割の問題となることに着目し、その問題に対するアルゴリズムを提案した。 今後、フッサールによる現象学的方法により、物を見ることはいかなる事であるかとの比較検討をおこなう。 3. 熱環境のもとで人体がどのような影響を受けるかとの分析のために、3次元境界要素法による熱方程式の数値解析を行った。境界要素法で鍵となる積分の処理について独自の方法を開発し、その有功性を確認した。 4. オプテティカルフローの数値計算は、現在は変分法をもとにした解析を行っている。研究代表者は、境界要素法による偏微分方程式の数値解析の研究を行っているので、オプティカルフローから直接でてくる偏微分方程式を、境界要素法により研究することが今後の課題である。
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