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1998 年度 実績報告書

認知情報処理特性を考慮したインタフェイス設計

研究課題

研究課題/領域番号 09838030
研究機関広島市立大学

研究代表者

村田 厚生  広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10200289)

研究分担者 岩瀬 弘和  広島市立大学, 情報科学部, 助手 (30285423)
キーワードインタフェイス / 認知情報処理 / 認知的負荷 / 二重課題 / アイカメラ / ストレス / 音声入力 / 音声出力
研究概要

本研究では,人間とコンピュータのインタフェイスの改善を行ない,適切な認知負荷に関する側面と音声入出力が二重課題における認知情報処理能力の干渉をいかに緩和するかの側面から検討を加えることを目的とする。
平成9年度には,種々の認知的負荷の水準で作業を実施させ,アイカメラによる測定から有効視野の広さ,停留時間,停留回数,作業のパフォーマンス(反応時間,エラー特性)を調べ,認知的負荷の増大が知覚特性や注意,認知情報処理容量にいかなる影響を及ぼすかについて検討した。
平成10年度では,被験者(7人)に平成9年度と同種の作業を長時間負荷して,眼調節力,近点などによって認知的負荷に伴う視覚系へのストレスを評価することを試みた。作業刺激の作成にはパソコンソフトFrame DIAS for Windows(平成10年度購入設備)を使用し,解析にはパソコンソフトVisual C++(平成10年度購入設備)を用いた。
上記の実験結果から,認知的負荷の増大が知覚特性や注意,認知情報処理容量にいかなる影響を及ぼすか,また,最適な認知的負荷に関するモデルを構築し,適度な認知的負荷のインタフェイス(作業システム)設計のための指針について検討中である。
平成11年度には,二重課題へ音声入力と音声出力を用いた場合の有効性について検討していく。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Atsuo Murata: "Effectiveness of Speech Response Under Dual-Task Situations" International Journal of Human-Computer Interaction. 10,3. 283-292 (1998)

  • [文献書誌] Atsuo Murata: "Improvement of Pointing Time by Predicting Targets in Pointing with a PC Mouse" International Journal of Human-Computer Interaction. 10,1. 23-32 (1998)

  • [文献書誌] Atsuo Murata: "Assessment of Fatigue by Pupillary Response" Transaction IEICE-A. 80-A,7. 1318-1323 (1997)

  • [文献書誌] 村田厚生: "ヒューマン・インタフェイスの基礎と応用" 日本出版サービス, 199 (1998)

  • [文献書誌] 村田厚生: "認知科学-心の働きをさぐる" 朝倉書店, 200 (1997)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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