研究課題/領域番号 |
09838034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 多摩美術大学 |
研究代表者 |
須永 剛司 多摩美術大学, 美術学部二部, 教授 (00245979)
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研究分担者 |
佐藤 啓一 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授
永井 由美子 多摩美術大学, 美術学部, 研究員
植村 朋弘 多摩美術大学, 美術学部二部, 講師
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キーワード | デザイン / ヒューマンインタフェース / 認知科学 / インタラクション(相互作用) |
研究概要 |
ネットワークの発展やシステムの多様化により、大量の情報がやりとりされるようになってきている。そこでさまざまな情報を獲得し発信する人間は、情報で構成された世界が周囲に広がっていることを知覚することが可能となっている。しかし、その世界は、そこに集い仕事をする環境として、われわれにとって分かりやすく使いやすいものとはなっていない。 技術によって作り上げられる情報メデイア空間が、目的をもった環境としてどのようなかたちでわれわれに知覚され、人間がその環境の中でどのように振る舞い活動することができるのかを探索するために、人間と環境の相互作用の可視化、そして相互作用の動的な図式表現としてのモデル化についての研究を行った。 情報メディア空間でのデザインを行うため、物理空間での物質と身体の相互作用の要素を、相互作用の可視化とモデル化を行うことで明らかにし、情報と認識の相互作用のありかたを探ることが本研究の目的である。 本研究では物理空間および情報メディア空間内の活動の体験者自身が、環境と自分との相互作用の可視化表現を行い、実験者がその表現結果と表現過程を分析する。そこから活動体験の表現特性を一般化することによって、2種類の環境内にいる人間の視点から相互作用のモデル化を試みる方法をとる。 平成9年度は物理空間と情報メディア空間における人間と環境の相互作用の可視化とモデル化を行った。
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