研究概要 |
本研究の目的は,感性工学に関連するデータベースを1つのサーバーにまとめ,知的インターネットを通じてデータベースの検索を可能にするとともに,デザイナーが離れた場所からインターネットにより感性データベースを活用しながら、協調して新製品のデザインを作成するシステムを構築することである。各年度における研究は以下のとおりである。 平成9年度 1. アールの感性工学的研究 2. 黄金比の感性工学的研究 3. 協調作業システム開発 平成10年度 1. これまでの感性データベースの構築をマッキントッシュ上で終了した。 2. 上記のデータベースを持つサーバーに3次元CADで図を作成するシステムを構築した。 3. 協調システムでは,音声情報と相手方のデザインを見ることができ,その修正が可能な知的システムを構築した。 4. 学内(呉工業高等専門学校)の離れた2ヶ所で,化粧品ケース及び橋梁設計について,これらの知的インターフェースを活用して作成する実験を行い,成功を確認した。 今後はより実用化に向けて詳細な設計に入りたい。また研究発表として,すでに国際会議で発表ずみであり,ヒューマンインタフェース学会誌に発表予定である。
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