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1997 年度 実績報告書

地球規模のリモートセンシングデータと気候データによる植物フェノロジーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09839028
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京都立大学

研究代表者

野上 道男  東京都立大学, 理学研究科, 教授 (50087144)

研究分担者 隈元 崇  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (60285096)
松山 洋  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (50264586)
増田 耕一  東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (30181647)
キーワードフェノロジー / 気温 / 降水量 / 有効降水量 / 植生指標
研究概要

1.衛星データ・気候データ処理システムの構築
備品費で購入したハードウェアシステム(卓上型および携帯型コンピュータ)を用い、WindowsNT環境下で、C/C++言語を用いてソフトウェア開発を行った。作成したソフトウェアは、1)データフォーマット変換プログラム、2)数値演算プログラム群(各種統計、ソーンスウェイト法による可能蒸発散量、有効降水量などの演算),3)表示プログラム(数値地図表示、動画表示)である。
2.データ変換作業とラスタ型データベースの作成
衛星データであるNDVI(標準化植生指標)(NDGC,USA作成)、月平均気温、月降水量のデータを処理した。植生指標の空間解像度に合うように、気温と降水量のデータの補間を行った。この際、気温については標高データ(DEM)を参照して高度減率補正を行った。降水量については一次式単純補間とした。
気温データからソーンスウェイト法による月可能蒸発散量の計算を行った。これと月降水量を比較して、小さい方の値を有効降水量と定義して計算した。有効降水量は植生のフェノロジーを支配する一元的な要素と見なせる可能性がある指標である。
3.季節変化の動画表示による観察
植生指標と気温・降水量・有効降水量の同期動画表示を行い、季節変化の空間的相関に関して観察を行った。ついで2変量散布図の動画表示によって相関の季節変化を観察した。次年度はこの定性的な観察結果に基づき統計的な空間的相関関係を明らかにする予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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