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1997 年度 実績報告書

ミジンコ類の進化と形態多様性に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09839034
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京薬科大学

研究代表者

山形 秀夫  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (20023468)

研究分担者 志賀 靖弘  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (00277253)
時下 進一  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (60266898)
キーワードミジンコ / 分子進化 / 形態多様性 / ヘモグロビン / ホメオボックス / 遺伝子解析 / 胚発生
研究概要

ミジンコ類を材料として、その進化と形態多様性に関して以下の解析を行った。
1. ヘモグロビン遺伝子群の構造、構成、機能的特徴の解析:既にクローン化されていたオオミジンコcDNA2種類の相同性の高い部分をプローブとしてcDNAライブラリーを検索し、新たに2種類のcDNAを単離して塩基配列を決定した。またこれらの配列の相同性の低い部分をプローブとして染色体DNAライブラリーを検索し、四つの遺伝子が構成するクラスターの構造及び転写調節部位の構造について解析した。さらにタマミジンコからヘモグロビン鎖のcDNA及び染色体DNAを単離して塩基配列を決定した。これらの結果に基づきミジンコ類のヘモグロビン鎖の特徴と分子進化について考察した。
2. 形態形成遺伝子、特にHox遺伝子群の構造、構成、機能的特徴の解析:既にクローン化していたHox遺伝子cDNA断片をプローブとしてオオミジンコcDNAライブラリーを検索し、新たに3種類のcDNA(Ubx、Abd-A、Scrのホモログ)を単離して塩基配列を決定した。これらの配列の相同性の低い部分をプローブとしたミジンコ胚のWhole mount in situ hybridizationにより、これらの遺伝子の発生時期および部位特異的な発現について解析を行いつつある。
3. ミジンコ胚のin vitro発生系を用いて、化学物質により誘起される形態形成異常の効率的な検出系を開発した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tokishita,Shinichi: "Cloning and analysis of a cDNA encoding a two-domain hemoglobin chain from the water flea Daphnia magna" Gene. 189. 73-78 (1997)

  • [文献書誌] Ohta,Toshihiro: "An assay system detecting environmental toxicants with cultured Cladoceran eggs in vitro" Environmental Research. (in press). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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