• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

保育所・幼稚園を利用した親意識の形成支援に関する研究:-小学生・中学生・高校生へのプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09871039
研究機関東洋大学

研究代表者

森田 明美  東洋大学, 社会学部, 助教授 (70182235)

キーワード親意識 / 保育所 / 幼稚園 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / ボランティア / 交流
研究概要

先行研究については第1に親意識形成(子どもの育ち、親になること、家族・性意識)、子どもと大人の共生などに対する子どもの意識の現状を既存の調査を収集、整理し、第2に小学校・中学校・高等学校からみた幼稚園・保育所の乳幼児との交流教育の現状を教育雑誌等を検索した。現段階は、ボランティア協力校の実践をまとめたものが散見される段階であり、さらに障害・高齢者へのボランティア交流が中心であることが判明したため、研究は実態調査を中心に進めることにした。
実態調査は、第1に小中高生のための乳幼児に関わる実践の保育所・幼稚園での実践方法を探るため、保育所・幼稚園の経営団体、職員団体などへ寄せられた報告書の検討をした。その結果、こうした場所ではまだほとんど集約されていないことがわかった。また第2に保育所・幼稚園での実施状況調査をした。公立幼稚園は、兵庫県西宮市、大分県大分市、別府市、岡山県岡山市、倉敷市、千葉県八千代市、保育所は千葉県市川市、八千代市、茨城県土浦市で実施できた。第3にはボランティア交流の実施現場を第2調査から探し、見学を許可されたところで観察し、また当事者への調査をした。川崎市立幼稚園では中学3年生、栃木県宇都宮市私立幼稚園では高校3年生、市川私立保育所では中・高校生へのアンケート調査を実施した。
ほとんどの実施機関でもまだ試験的に実施するという段階でしかないが、交流の結果、とりわけ中・高校生は幼児たちに癒され、たとえ交流が1日であっても、乳幼児と一緒に過ごしている時はやさしい、柔和な表情をみせていることが関わっている幼稚園・保育所の教職員、中・高校教員から指摘されており、こうした体験を広げていくことへの共感を担当者はもっており、次年度以降の調査・実践への協力を得ることができた。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi