本年度はこの問題についての先行研究の把握と入手可能な史料の調査および分析、関係者へのインタビューを行った。 GHQ/SCAP関係の一次資料を用いた先行研究として、図書館史研究においては国立国会図書館の成立、検閲、CIE図書館などの領域で少数の研究が行われているが、本格的な研究は未着手であり、むしろ関連の教育史、メディア史において、図書館にも言及した重要な業績がみられることが分かった。 東京大学総合図書館蔵のGHQ/SCAP文書、スタンフォード大学フーバー研究所蔵のJoseph Trainor Collection(microfilm)、国立国会図書館蔵の西沢哲四郎文書などから関連資料を収集し、現在整理しているところである。それらの資料とインタビューの結果をもとにCIEにおける図書館政策の概要を明らかにするのが次年度の課題である。
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