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1997 年度 実績報告書

医療協力プロジェクトにおける文化人類学者の役割

研究課題

研究課題/領域番号 09871056
研究機関中京大学

研究代表者

斎藤 尚文  中京大学, 社会学部, 教授 (10170523)

キーワード国際医療協力 / 文化人類学者の役割 / 開発
研究概要

本研究の目的は、医学系研究者の国際協力観と文化人類学者への期待を理解し、医療協力プロジェクトにおいて文化人類学者が果たしてきた役割を検討して、国際医療協力プロジェクトにおいて文化人類学的な考え方を反映する道を探ることである。このために、文化人類学者が参加した国際医療協力プロジェクトの詳細を把握し、これに参加した医学系研究者と文化人類学者にインタビューすることが必要となる。今年度は、この研究の第1段階として、(1)文化人類学者が参加した医療協力プロジェクトの概要を把握することと、(2)わたしが参加したグァテマラ熱帯病研究プロジェクトの詳細を把握することを目標とした。(1)に関しては、国際協力事業団国際協力総合研修所で資料を収集し、メラネシアとインドネシアで実施された医療協力プロジェクトに関する情報を得た。(2)に関しては、国際協力事業団国際協力総合研修所と、グァテマラ熱帯病研究プロジェクトの主要メンバーが所属する教育研究機関(長崎大学熱帯医学研究所、九州大学医学部および産業医科大学)で、資料を収集した。この資料には、1991年から97年までの同プロジェクトに関するものだけでなく、これに先行するオンコセルカ症コントロール・プロジェクト(1975年から83年)およびマラリア・コントロール・プロジェクト((1988年から90年)に関するものも含まれる。収集した資料はなお検討を続ける必要があるが、これで関係者へのインタビューを来年度実施する準備が整った。ただし、メラネシアとインドネシアの医療協力プロジェクトも、グァテマラのプロジェクト同様国際協力事業団によるものなので、非政府組織による医療協力プロジェクトに関する情報も収集したいと考えている。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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