1.神戸、大阪、京都、鹿児島、人吉、長崎、徳島、高松、松山などの各地の正教会および正教信徒たちを訪ね、それぞれの地で信徒台帳(メトリカ)をはじめとする文献資料を探索収集した。特に京都正教会と人吉正教会において見つかった明治初期のメトリカと正教会発行の書籍は、今回の調査研究にとって大きな収穫である。 2.集めた文献資料(多くは筆で書かれている)を整理し、その難読の文字を判読し、そこから人命を「採集」した。 3.「研究補助者」たちを雇い、集めた資料からの正教徒人名をコンピューターに五十音順に入力させた。この作業は継続中である。それらの人命が採集された記録(文献など)の表記やその人物について知り得た情報なども加えて記入したいため、入力もかなり時間がかかる。 現段階で、およそ2000名の明治期正教徒の人命リストができつつある。
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