研究課題/領域番号 |
09871087
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
清水 朗 一橋大学, 法学部, 助教授 (30235642)
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研究分担者 |
菅野 賢治 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (70262061)
柏崎 順子 一橋大学, 法学部, 助教授 (20262389)
金井 嘉彦 一橋大学, 法学部, 助教授 (60169539)
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キーワード | 法言語 / 検閲 |
研究概要 |
日、英、独、仏それぞれ専門に扱う言語を異としながら、法と言語活動がクロスオーバーする土壌を新たに開拓してゆく作業が必須であるという共通認識に立ち、その端緒として、本研究は、法権力と文学とがもっとも直截に触れ合う「検閲」という事象をテーマに掲げた。初年度の反省として、言語活動に介入してくる権力のあり方そのものを問い直すなかで、「事前検閲」から「司法検閲」への移行は、必ずしもある時期、ある一点において完遂したわけではなく、あらゆる時代をつうじ、具体的事象のなかで徐々に進行したものと見なされるべきものであるという結論にいたった。その反省の上に立ち、本年度は、時代設定の枠組みそのものを柔軟に捉え、各々の個別研究のなかで文学と法権力の隣接点に最大の注意を払った。 昨年度に引き続き、これまで十全な研究対象とされたことのない「検閲」の制度をめぐり、立ち後れていた文献調査の面で大きな収穫を得た。インターネットをつうじて、国内外の文献データベースに接続する手段はほぼ整った。
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