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1999 年度 実績報告書

戦後日本における国際秩序論の形成と展開

研究課題

研究課題/領域番号 09872014
研究機関東京大学

研究代表者

酒井 哲哉  東京大学, 大学院・総合文化研究所, 教授 (20162266)

キーワード国際秩序論 / 戦後日本外交 / 近代化論 / 平和主義 / 開発主義 / ナショナリズム / 戦後思想 / 帝国
研究概要

研究期間最終年度にあたる本年は、これまでの研究成果をうけて、その更なる発展をはかる一方、研究全体のとりまとめに精力を注いだ。まず、政治学者*山政直の戦前、戦中、戦後の軌跡をとりあげながら、戦後の開発主義がいかなる過程でうまれてきたかを明かにする論文を年****に執筆、発表した。この過程で、戦後の国際*活論、開発論がいかに戦前期の植民的**の議論を引き継いでいるか、ということに強く印象を*て、戦前戦中期の〈帝国〉下の言説、知識の戦後への組み換え、継承という問題があらたな課題として、意識された。このため、日本帝国主義*の最近の研究である、小林道彦、小熊英二氏の著書を書*するとともに、自らも、概説的ではあるが『岩波講座世界史23』に、「帝国日本の形成」と題する論文を*筆した。また、従来から出版社の都合で活字にならなかった「戦後外交論の形成」が、この4月に公刊されることになった。
戦後の外交論の形成を、戦前、戦中期の思想史的哲学にさかのぼりながら論じたもので、報告に乏しい。 萌芽的研究と自負している。より現状分析的課題にも、とりくむつもりであったが、この点については、本年度内では成果はでなかった。いずれ別の形で成果を発表する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "「東亜協同体論」から「近代化論」へ-*山正道における地域・開発、ナショナリズム論の**"年報政治学1998.日本外交におけるアジア主義. 109-128 (1999)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "書評.小林道彦『日本の大陸政策 1895-1914』"『国際政治』120 国際政治のなかの沖縄. 120号. 233-236 (1999)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "帝国日本の形成"岩波講座世界歴史23.アジアとヨーロッパ. 277-297 (1999)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "日本外交史"AERA MOOK 新国際関係学がわかる. 26-29 (1999)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "日本外交史の「旧さ」と「新しさ」-同義*『**な独立を***』再"『国際関係論研究』No.13. 13(追刊). (2000)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "戦後外交論の形成"北岡伸一編『昭和政治の遺産』(東大出版会). (追刊). (2000)

  • [文献書誌] 酒井 哲哉: "大胆な諸国と入念な細部-小熊英二『(日本人)の*号』を読む"相関社会科学 第9号. (追刊). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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