研究概要 |
1研究目的 社会現象は複雑化・多様化しており,分析にはいろいろな学問分野の協力を必要としている。企業の財務分析もその1つの例であり,従来の企業財務分析では,ストック(財産)分析,フロー(収益力)分析など財産や資金の流れに関する分析が中心であり,自然環境を保護する視点に基づく要素がほとんど含まれていなかった。 我々は自然環境を保護する視点に基づく環境因子を導入し,ニューラルネットワークモデルを用いて企業分析を行うことにより,人類が生存・発展すべき基本的要件を満たした企業のあり方の研究を進めつつある。 2研究実施の概要 1)今まで研究してきたバックプロパゲーション型のニューラルネットワークモデルの知識をベースに,新たにカルマンニューラルネットワークモデルのコンピュータプログラムを作成し,経済時系列分析に取りかかり始めた。 2)パーソナルコンピュータ(Visual Technology, VT-Alpha533S/N)を購入し,Linuxをインストールしてニューラルネットワークのプログラム開発を行った。 3)環境問題と企業責任,日本の株価分析等の書籍を購入し,環境問題を視野に入れた企業分析に取り組み始めた。
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