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1998 年度 実績報告書

数式処理による平面曲線の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09874003
研究機関埼玉大学

研究代表者

酒井 文雄  埼玉大学, 理学部, 教授 (40036596)

研究分担者 海老原 円  埼玉大学, 理学部, 講師 (80213578)
佐藤 孝和  埼玉大学, 理学部, 助教授 (70215797)
福井 敏純  埼玉大学, 理学部, 助教授 (90218892)
キーワード平面曲線 / 有理尖点曲線 / 巡回被覆 / 双対曲線
研究概要

研究代表者酒井文雄は尖点のみを持つ平面有理曲線の研究を進めた.d次尖点有理曲線Cで尖点の最大重複度がd-2であり,尖点の個数が高々2個の場合の分類と構成を考察した.これらの曲線の定義方程式を数式処理を用いて求めた.どの場合にも,これらの尖点有理曲線は特別な3次曲線からクレモナ変換で得られることがわかる.したがって,クレモナ変換の逆変換を具体的に多項式で表して元の3次曲線の方程式に代入するという方法によって,求める曲線の定義方程式を計算した.結果は現在投稿中の論文"Rational cuspidal curves of type(d,d-2)with oneor two cusps"にまとめられている.第二には,平面曲線の特異点の総ミルナー数の評価に関する研究である.研究対象は単純特異点のみをもつ奇数次の平面曲線である.そのため,まず,素数次の巡回被覆のベッチ数に関するザリスキー型の定理を可約曲線の場合に拡張し,その結果を応用する.この過程で巡回被覆曲面の特異点の不変量の複雑な計算が必要になり,数式処理を用いて計算した.直線と組み合わせた偶数次曲線で分岐する2重巡回被覆に上記のザリスキー型の定理を適用することで総ミルナー数の評価式が得られる.結果については準備中の論文にまとめる予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Fukui: "Butler Flits and umbilics of stable pertur beting of analytic nepgeing" Singulanity theory,Cambridge Uino Press. 発表予定.

  • [文献書誌] T.Fukui and J.Weyman: "Cohen-Macaulay properties of Thom-Boardman strata I" Proc.of London Math.Soc.発表予定.

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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