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1997 年度 実績報告書

ディアル空間繰り込み変換によるQCOの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09874060
研究機関金沢大学

研究代表者

鈴木 恒雄  金沢大学, 理学部, 教授 (60019502)

研究分担者 ポリカルポフ ミカエル  金沢大学, 理学部, 教授
キーワードモノポール / QCD / 格子場 / デュアル変換 / くりこみ群
研究概要

研究目的と実施計画にそって高エネルギー研(KEK)と理化学研究所のVPP500共同利用計画に採用され以下の研究を行った。
1)デュアル空間でのブロック・スピン変換で連続極限のQCDの性質を示す繰り込まれた軌跡と呼ばれる低エネルギー有効理論をSU(2)QCDで48^4格子空間まで考察し、ほぼ決定した。現在、回転対称性が成立しているかをテストしている。これは、二つの論文として投稿された。
2)モノポール凝縮による閉じ込めが特別のゲージのみではなく一般的に成立している事の証明は改良された作用を用いて進行中である。
3)デュアル空間での繰り込み変換を(12〜36)^3×(4〜8)の格子で行い、有限温度の相転移がモノポール凝縮で完全に理解できるかを調べる。これも進行中である。
4)現実に近いSU(3)QCDで同様の研究を行い、24^4格子でデュアル空間でのブロック・スピン変換で繰り込み群の流れを調べ、SU(2)QCDと同様に繰り込まれた軌跡が得られる可能性があることが分かった。
5)クェンチ近似で閉じ込め機構とQCDのもう一つの未解決問題であるカイラル対称性の自発的破れの機構やハドロンの質量生成に付いて興味ある結果を得た。これは間も無く投稿する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] H.Kodama et al: "Meson-meson interaction in dual Ginzby-Landau model" Prog.Theor.Phys.98. 1345-1354 (1997)

  • [文献書誌] S.Ejiri et al: "Critical exponent and aselian dominance in SU(2) QCD" Phys.Lett.B400. 163-168 (1997)

  • [文献書誌] N.Arasaki et al: "Monopule action and monojule condensation in SU(2) QCD" Phys.Lett.B395. 275-282 (1997)

  • [文献書誌] N.Nakamura et al: "Disonder Parsmeter of confinement" Nucl.Phys.B53. 512-514 (1997)

  • [文献書誌] T.Suzuki et al: "Thren topics of monopole dynamics in abeli project QCD" Nucl Phys.B53. 531-534 (1997)

  • [文献書誌] T.Suzuki et al: "Monopoles and hardron spectun in ouehched QCD" Nucl.Phys.B47. 374-377 (1996)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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