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1997 年度 実績報告書

超低周波音波の観測による積乱雲中の熱気泡の挙動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09874091
研究機関愛知教育大学

研究代表者

田平 誠  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80024008)

キーワードインフラソニック波 / 雷雨 / ピストンホーン / 重力波 / 熱気泡
研究概要

1.インフラソニック波の定点観測網の整備
愛知教育大学に設置されているインフラソニック波観測のための3点観測網は、設置以来15年以上を経過し、信号伝送用のケーブルが接触不良をおこすなど、損傷が甚だしいため、一部のケーブルを張り替え、観測が連続的に行えるように整備した。また、その信号の解析のためのコンピュータを高速のものに取り替え、信号の到来の有無、到来の方向、地面との入射角、スペクトル解析等の演算をリアルタイムで行えるようにした。さらに、各マイクロホンの周波数特性を検定するため、ブラシレスモーターを組みこんだ大型ピストンホーンを製作した。
2.インフラソニック波の移動観測設備
近くを雷雨が通過する際に、可能な限り雷雨に接近してインフラソニック波の観測を行うことができるよう、車載型の移動観測装置を作成した。データの収録・解析用にはノート型パソコンを利用した。
3.重力波観測装置の整備
雷雨に伴うインフラソニック波のスペクトルは広帯域であることが知られているが、重力波の発生に関しては観測による確認がほとんどなされていない。そこでインフラソニック波の観測と平行して重力波の連続観測も実施すべく微気圧センサー3台を配備した。
4.過去に観測された雷雨によるインフラソニック波の事例解析を行い、主たる発生部位が発達した雷雲の頂部付近にあることが確認された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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