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1997 年度 実績報告書

せん断破壊する鉄筋コンクリート部材の立体破壊面

研究課題

研究課題/領域番号 09875129
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

市之瀬 敏勝  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10151474)

キーワード鉄筋コンクリート / せん断破壊 / せん断補強筋 / 中子筋 / せん断強度 / エポキシ
研究概要

本研究の目的は,鉄筋コンクリート部材のせん断破壊が立体的かつ不均質であることを実証することである。特に,せん断補強筋の間隔と中子筋の有無が立体的破壊状況に及ぼす影響を実験的に明らかにすることを目標とする。このため,次のような実験を行った。
(1)試験体作成
正方形断面の鉄筋コンクリート梁を作成した。筆者らの計算によれば,せん断補強筋の量が多い場合ほど,破壊面が平面から相違するはずである。そこで,せん断補強筋比はpw=1.2%で一定とした。試験体の第1のパラメータはせん断補強筋間隔とした。pwを一定に保ったまま,間隔のみを部材せいの1/3と1/9した。第2のパラメータは中子筋の有無とした。第3のパラメータは断面の加力方法とした。こうして,2^3=8体の試験体を作成した。
(2)加力→エポキシ注入→切断
逆対称曲げ加力を行った。実験装置は現有設備で行った。加力後,粘性の極めて低いエポキシ樹脂(蛍光材入り)をひび割れに注入した。エポキシ硬化後,試験体を長手方向と短手方向に2箇所ずつ切断し,ブラックライトをあてて内部の破壊状態を写真撮影した。前記3つのパラメータが内部破壊状態,せん断強度,ひずみ分布に及ぼす影響を調べた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伊藤 朋: "立体破壊面を考慮したRC部材のせん断強度" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 23-24 (1997)

  • [文献書誌] 伊藤 朋: "補強RC柱の繰り返しせん断性状" 日本建築学会東海支部研究報告集. 第36号. 285-288 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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