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1998 年度 実績報告書

小中学校緑化の実態分析からみた整備手法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09875143
研究機関東京電機大学

研究代表者

吉村 彰  東京電機大学, 工学部, 助教授 (60057255)

研究分担者 金谷 史明  文部省, 整備計画室, 補佐 (80272988)
八木沢 壮一  東京電機大学, 工学部, 教授 (50057204)
キーワード小・中学校 / 緑化 / 整備手法 / 緑被率 / 樹種 / 模型実験 / 意識
研究概要

これまで行ってきた緑環境の実態調査から得られた知見は,
(1) 落葉樹・常緑樹の比率は各校まちまちだが,今後,望ましいバランスを示す必要があること。
(2) 高木・低木のバランスのよい配置も同様であること。
(3) 緑被率は都市部の学校より地方の学校の方が低い例が多い。緑被率が20%あれば緑が多く感じられる。しかし,適性な比率は敷地規模で異なることが予想でき,適切な目安を示す必要があること。
一方,実態調査で得られた知見から,模型実験で緑量の違いで受ける印象がどのように異なるか検証してみた。以下その知見である。
(1) 緑被率が20〜25%のモデルは,量的・明暗・複雑さ/単調さ・遊戯性因子と総合的な評価のすべてにおいて良好な印象を与えることが分かった。
(2) 緑被率を増加させると「暗い」「複雑」「豊かな遊戯性」などの印象に影響を与え,緑被率が低いと「明るい」「単調」「遊戯性の無さ」の印象を与えることが分かった。
今後、緑環境が学校教育の教材としてどのように役立っているか,子どもたちの生活の場として役立っているかの評価を試みたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 吉村彰・金谷史明・伊藤俊介: "金沢市の小中学校における緑化実態の分析" 日本建築学会1998年(九州)学術講演梗概集. E-1. PP209-210 (1998)

  • [文献書誌] 吉村彰・八木澤壮一・金谷史明: "小・中学校の緑環境の実態分析" 日本建築学会地域施設計画研究論文. Vol15. PP111-116 (1997)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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