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1998 年度 実績報告書

超臨界湿式粉砕法による超微粒子の創製

研究課題

研究課題/領域番号 09875185
研究機関横浜国立大学

研究代表者

上和野 満雄  横浜国立大学, 工学部, 教授 (70017896)

研究分担者 仁志 和彦  横浜国立大学, 工学部, 助手 (20262412)
上ノ山 周  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (50233945)
キーワード超臨界流体 / 湿式粉砕法 / 媒体攪拌ミル / 粉砕所要動力
研究概要

本研究は、超臨界流体の導入が可能な連続式湿指揮媒体撹拌ミル(以下、単に粉砕機と呼ぶ)を作成し、粉砕実験を行った。粉砕速度、粉砕限界粒子径の測定、粉砕機の所要動力の測定を行い、本粉砕法の有用性を定量的に明らかにする。同測定を粉砕機の操作条件(粉砕機の回転体速度、媒体充填率、温度、圧力、粘度など)を変えて行い、操作条件との関連を定式化した。また、超臨界流体を導入した場合の粉砕機構を明らかにするため、粉砕機内の流動および媒体の運動の可視化実験、粉砕液(超臨界流体+溶媒+微粒子)の粘度測定等の基礎データの測定を行い、それらを用いた粉砕速度、粉砕限界粒子径、粉砕エネルギー効率に関する相関式について検討を行った。
本年度は、粉砕実験を温度、粉砕機回転体の回転速度・媒体充填率を変えた実験を行い、粉砕機の操作条件と粉砕速度、粉砕限界粒子径、エネルギー効率についての定式化を試みた。湿式媒体撹拌ミルによる粉砕では、粉砕機内の粘度が直接粉砕の良否に関わると考えられる。そこで、粉砕液の粘度と粉砕の関係を明確にし、スケールアップに耐えうる動力相関を行い、粉砕エネルギー効率の評価を行った。
また、本年度には超臨界流体を用いた湿式粉砕に最適な装置の構造、仕様(回転体の形状、回転体とベッセルのクリアランス、媒体粒径など)の検討を行い、装置の改良に対する知見を得た。
上述の研究の成果は、現在化学工学文集((財)化学工学会)に投稿する準備中であり、平成11年度内の投稿を予定している。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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