研究課題/領域番号 |
09875185
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
上和野 満雄 横浜国立大学, 工学部, 教授 (70017896)
|
研究分担者 |
仁志 和彦 横浜国立大学, 工学部, 助手 (20262412)
上ノ山 周 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (50233945)
|
キーワード | 超臨界湿式粉砕法 / 媒体撹拌ミル / 粉砕エネルギー / 粉砕限界粒子径 / 粉砕速度 / 粒径分布 |
研究概要 |
平成11年度は、平成10年までの炭酸カルシウムの粉砕実験に加え、タルク、カオリン等の無機系固体粒子、ポリ塩化ビニル、メラニン樹脂等の有機系固体粒子の粉砕実験を行った。 上述の各種固体粒子の実験においては、温度、粉砕機回転体の回転速度・媒体充填率を変えた実験を行い、粉砕機の操作条件と粉砕速度、粉砕限界粒子径、エネルギー効率についての定式化を行った。湿式媒体撹拌ミルによる粉砕では、粉砕機内の粘度が直接粉砕の良否に関わると考えられる。そこで、粉砕液の粘度と粉砕の関係を明確にし、スケールアップに耐えうる動力相関を行い、粉砕エネルギー効率の評価を行った。また本年度は、有機系固体粒子を対象とし、超臨界流体を用いた湿式粉砕を行う際の最適な装置の構造、仕様(回転体の形状、回転体とベッセルのクリアランス、媒体粒径など)の検討を行い、装置の改良に対する知見を得た。
|